Home > figure | review2007 > KONAMI コナミフィギュアコレクション涼宮ハルヒ

KONAMI コナミフィギュアコレクション涼宮ハルヒ

2008-09-02 (火) 18:08

KONAMI コナミフィギュアコレクション涼宮ハルヒ

レビュー日	2007/07/05
メーカー	KONAMI
シリーズ名	コナミフィギュアコレクション
タイトル	涼宮ハルヒ
作品名	涼宮ハルヒの憂鬱
発売日	2007/07/05(公式)，2007/07/02(販売)
スケール	ノンスケール
サイズ	約260mm
原型師	宮川武
定価	5,600
公式HP	http://www.konami.jp/th/haruhi/figure/index.html
お気に入り度	★★☆☆☆

コナミフィギュアコレクションハルヒシリーズ第1弾，涼宮ハルヒのレビューです。

原型師は，個性のある独特の造形を特徴とする宮川武氏。同シリーズではこの後，7月26日に長門が，8月9日にみくるが発売予定と，なかなかハイペースでの発売が続きます。

SOS団の部室を再現出来る小物類と，なにより同シリーズでの座って本を読む長門に惹かれ，まだハルヒしか彩色済みサンプルの写真がなかったころに3体とも予約しました。

ただ，原型が宮川氏ということと，メーカがKONAMIというところに一抹の不安を覚えてはいたのですが・・・。


パッケージ。見ての通り，側面は角川スニーカー文庫の「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズを模したものになっています。

ブリスター。ハルヒよりも小物類の方が場所を取っていますな(^^;



全体像。ちょっとしたジオラマのようで，なかなかいいんではないでしょうか。





ハルヒ8方向。うーん，個々のパーツはまごうことなきハルヒなんですが，全体としてみるとハルヒには見えません(^^;



造形自体は悪くないですし，ポーズもかわいらしいです。

良くも悪くも宮川氏色の濃厚な顔立ちです。ちょっととろ～んとした目や丸っこい鼻など，これはこれでかわいいとは思うのですが，やはりハルヒには見えませんな・・・。
塗装はムラやはみ出しも多く，荒めです。


おなじみの腰に手を当てての指さしポーズなのですが，何かが違う・・・。元気よく「ビシッ」という感じではなく，むしろ優しく諭すような感じだからでしょうか。

胸はハルヒにしてはある方です。・・・なんですが，なんか広がってるように見えません？
位置も下よりですし，ちょうどパッドがずり落ちたような感じに見えちゃいます(^^;

腕には「団長」腕章。これは出来がいいです。


ほっそりとしたおみ足。かなり内股気味なのと相まって，かよわげに見えます。スカートや脚の塗装はグラデもきれいにかかっており，いい感じです。

校内なんで上履きなんですな。
相変わらず塗装は荒めですが，ソックスのしわも含め，この辺は良くできています。

ローアングル。明るいオレンジの下着です。
スカートがすぼまっているせいで，ちょっと見づらいですな。

スカートはキャストオフ可。クリア素材に塗装をしており，色が移る心配はありません。
スカートは結構きつめにはまるので，こういった配慮はうれしいですね。





キャストオフ8方向。腰に隙間が出来るのが残念。このままではちょっと飾れませんな。


こうしてみると，ウエストから腰，太ももに至るラインがありえんくらい華奢ですね。


おみ足の細さがいっそう際だちます。

ショーツ自体はシンプルな形状ながら，ぴっちりとしたしわはなかなかいい感じです。
ちょっと厚ぼったくは見えるかな。

ある意味，このフィギュアの主役(^^; 小物類です。板張りの床を模したベースに，椅子，机，ディスプレイ，PC，キーボード，マウス，ケーブル類，そして団長の三角錐。

椅子。今時珍しい四つ足といい，地味なグレーの色といい，いかにも倉庫でホコリをかぶってましたといった感じです。
ベースとは4つのダボで固定されますが，ダボ自体が細い上にキャスターと椅子の接合部分もヤワなので，ちょっと力を加えると折れそうで怖いです。足や支柱はプラ製と思われますが，それでも結構重いフィギュアの重量を支えるには不安が残ります。

これまたレトロなパイプ机。天板の側面についたアールや脇のフックが郷愁を誘います(^^;


コンピ研より徴収してきたPC。パッケージ後ろの写真は上下逆に置かれていましたが，どう考えてもこちらの方が正しいと思います(^^; 後ろからはケーブルを模した白い撚り線が刺さります。ユルユルですぐにはずれるので，何らかの方法で固定した方がいいかも。

机の上にはディスプレイとキーボードとマウス，それに団長三角錐。
ディスプレイは真っ暗なので，「YUKI.N>また図書館に」なんかを自前で書いても面白いかも(^^;
キーボードやマウスもちんまいながらも良くできています。

MAXハルヒとの比較。こうしてみると，いかにMAXハルヒが男前かがわかりますな。

なかなかかわいらしく出来てはいますが，ハルヒには見えません(^^;
表情にもポーズにも，ハルヒをハルヒたらしめている自信過剰ぶりや元気溌剌さを感じないのが難点です。
塗装も荒く，もう少しがんばって欲しいところです。

椅子や机などの小物類はよくできています。他のフィギュアと組み合わせてもおもしろそう。

バランス的にチョンと突くとゆらゆらと揺れるくらい不安定なのは大いに問題です。
いくら椅子はプラ製とはいえ，細いダボでベースに固定され，その上に結構重たいフィギュアがダボ1つで固定されるので，持ち運びにも気を遣います。
地震でも来たら，フィギュアがはずれて飛んでくか，椅子ごとはずれて飛んでくか，椅子が折れて飛んでくかするんではないでしょうか。

次は7月26日に期待の長門が発売予定なのですが・・・。いや，未彩色サンプルの状態ではなかなかよさげに見えたのですよ(^^;