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海洋堂 BOMEコレクション Vol.23 セイバー

2008-09-02 (火) 18:07

海洋堂 BOMEコレクション Vol.23 セイバー

レビュー日	2007/07/11
メーカー	海洋堂
シリーズ名	MON-SIEUR BOME COLLECTION Vol.23
タイトル	セイバー
作品名	Fate/stay night
発売日	2007/07/08
スケール	ノンスケール
サイズ	約220mm
原型師	BOME
定価	4,725
公式HP	http://www.kaiyodo.co.jp/products/saber.html
お気に入り度	★★★☆☆

海洋堂より発売の，BOME氏原型シリーズMON-SIEUR BOME COLLECTION第23弾，セイバーです。

第22弾の遠坂凛のレビューはこちら。

同シリーズの凛は購入しましたが，こちらのセイバーはサンプルで見る限り，頭身がおかしく頭が小さすぎるように感じていたのでスルー予定でした。

ですが，レビューや実物を見るとさほど気にならなかったので，晴れて購入と相成りました。


パッケージ。剣はエクスカリバーとカリバーンの両方が付属します。おなじみのブリスターパックですが，開けづらいわしまいづらいわ固定してある針金でフィギュアに傷が付くわで，やはり好きになれません。

剣込み前後＋エクスカリバーをカリバーンに持ち替えて。
いや，予想以上のかっこよさです。





8方向。発売前に気になっていた頭身はほとんど気になりません。落ち着きのある，非常にりりしいたたずまいです。



視線が下向き加減なこともあって，やや下から見上げるのがかっこいいです。



BOME氏によるアレンジの入った表情。角度によって表情が変わりますが，特に下から見上げると，まなじりを上げた決意を感じさせる表情になります。


びろうどのように鮮やかな青のドレスに，鈍い光を放つ甲冑が映えます。塗装は剥がれや汚れが目立ちます。

セイバーの特徴のアホ毛。なんかやたらと長いです。
後ろで編み込んだ髪の毛やリボンもきれいに仕上がっています。

重厚なブレストプレート。ずっしりとした重みが感じられるようなすばらしい出来です。
文様もきれいに塗装されていますが，他の部分はゴミやホコリも目立ちます。

付属のエクスカリバーとカリバーン。どちらも造形もシャープで塗装の乱れもなく，見事です。
エクスカリバーの方がカリバーンよりも幅が広く，長さも長めになっていますが，造形はカリバーンの方が複雑で優美です。
王の象徴としてのカリバーンに対し，実際に使われることを前提としたエクスカリバーといったところでしょうか。

どっしりとした下半身。柔らかそうなスカートやペチコートと，硬質感のある甲冑とのコントラストが見事です。

脚甲部分は堅めの素材で出来ており，傾きには強そうです。
左足のすねには，フィギュアを固定してあったワイヤーにすれて出来た傷跡があります。
台座は黒一色のシンプルなもの。

一応スカートの中を。色気はゼロです(^^;

同シリーズの凛と並べて。すらりとした凛に対し，セイバーはボリュームがあります。
ノンスケールとはいえ，セイバーの方が凛よりも背が高いのは違和感がありますね。

予想以上にいい出来映えでした。やっぱりフィギュアは実物を見ないとわかりませんね。
凛とした表情や重厚さをたたえた造形は見事です。表情は好みが分かれるかも知れませんが，俺的には問題なしです。

気になったのは塗装の雑さです。購入時に店頭でいくつか見比べてみたのですが，特に顔に汚れが付いているものが目立ちました。前回の凛の時にも書きましたが，鎧や服にも糸くずやゴミが付いていたり，剥がれが目立ったりと，もう少しがんばってほしいものです。

あと，一応ビニールで保護したワイヤーでフィギュアを固定しているのですが，それでも腰やすねのあたりにワイヤーでこすれて傷が出来ていたので，この辺も何とかしてほしいものです。

不満な点も書きましたが，俺的には前回の凛よりもお気に入りとなりました。このシリーズでアーチャーとかも出してくれんかなぁ。