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マックスファクトリー長門有希

2008-09-02 (火) 18:08

マックスファクトリー長門有希

レビュー日	2007/06/28
メーカー	マックスファクトリー
タイトル	長門有希
作品名	涼宮ハルヒの憂鬱
発売日	2007/06/27
スケール	1/8
サイズ	約220mm(帽子含む) 約195mm(帽子なし)
原型師	越沼真司
定価	5,800
公式HP	http://maxfactory.cms.drecom.jp/newproducts0706_03.html
お気に入り度	★★★★★

マックスファクトリー「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ第3弾，長門有希です。

第1弾のハルヒのレビューはこちら。
第2弾のミクルのレビューはこちら。

もともとのキャラ人気の高さに加え，シリーズ第1弾のハルヒが最高レベルの作りの良さで話題になったこともあり，ネット上での予約はどこも瞬殺。実店舗での予約も早々に無くなるという前評判の高さでした。

ですが，もともと立体化が難しいと思われる顔立ちで，サンプル写真も作りはいいものの，微妙に似てるとは言い難いものであったため，製品化で劣化するのを心配する声もありました。

はたして結果はどうだったでしょうか。


パッケージ。 2種類のバリエーションが選択でき，そのための大きな差し替えパーツが多いので， 1/8スケールとしては大きめのパッケージです。

説明書。マックスファクトリーの差し替えやキャストオフ可能なフィギュアにはたいていこういった説明書がつきますね。





まずはカーディガン着用ver.での8方向。もう，見事と言うほか無いですね。顔だち，服装，プロポーション，しぐさ，アイテム，全てが長門有希です。



角度によってさまざまな表情を見せますが，いずれもいい感じです。



よくもまあこんな立体化の難しい顔立ちを再現したものです。サンプル写真も似てないながらもなかなか好みでしたが，こちらは長門そのものといってもいいでしょう。

髪の毛も，鋭利なところは痛いくらい鋭く，丸みを帯びたところは柔らかくとアクセントをつけて造形されています。
たいていのフィギュアに存在する，頭部中央の分割線も非常に目立ちにくくなっています。


北高制服＋カーディガン。特に注文をつける部分もありません。しわも自然で，塗装も非常に丁寧です。

右手には眼鏡。破損したときのためか，同じものが2つ付属します。

左手では大事そうに本を抱えています。



折れそうなくらい華奢なおみ足。膝のあたりやソックスにも綺麗にグラデがかけられ，立体感を出しています。しっかし本当に細いなぁ・・・。

足元はタンブラウンのスリッポン。足首もほっそいため，やけに大きく感じられます。
こちらにも丁寧にグラデがかけられています。
台座はシリーズ共通の「H」ロゴ入りのもの。

ローアングル。何の飾り気もない純白が長門らしいです。
ショーツ自身よりも，隙間が出来そうなくらい肉付きの薄い体つきに萌えます(^^;

カーディガンver.での表情を何点か。





制服ver.での8方向。魔法使いver.からマントと帽子を取っただけですので，メーカとしてはこの状態で飾ることはあまり想定していないと思いますが，こちらもなかなかよさげなので。



さすがに右手は少々不自然ですが，それ以外はこのまま飾っても問題ないレベル。なにか他のフィギュアのパーツでも持たせてやればしっくりくるかも。



無表情なんですが，角度によって趣が変わります。一番似ているのは右下の写真の角度ですかね。


カーディガンver.と制服ver.は体ごと差し替えます。完全に別パーツのため，キャストオフでありがちな，どちらかがもっさりしたり変にやせたりすることはありません。

なんの引っかかりもない，見事なくらいまったいらな胸(^^;
長門はやっぱりこうでなくてはね。


制服ver.での表情を2枚。





魔法使いver.での8方向。もうほとんど別フィギュアです(^^; 大きなとんがり帽子にずらりとしたマント。右手にはもちろんスターリングインフェルノ。でも下は普通の制服ってのがいいですね～。



さきほどとはうってかわった重厚なスタイル。にもかかわらずおどろおどろしさがあまり感じられないのは，長門が変わらぬ無表情だからでしょう(^^;

2体目到着したので，カーディガンver.との比較を。こうしてみると，ほんとに全くの別物ですな。
カーディガンver.はもちろんのこと，魔法使いver.のほうも重たいマントにもかかわらず自立できるくらいバランスがいいので，細いおみ足ですが傾きもさほど問題はなさそうです。
(6/29追加)

表情自体はまったく変わっていないんですが，さきほどまでのスタイルとはまた違った表情に見えます。ほんとに角度によって様々に表情が変わるので，見ていてあきません。

でっかいとんがり帽子。微妙な凹凸の付け方や先端のへたれ具合がもう見事です。


マントの造形も凝っています。掲げられた右手によって出来るしわがすごいリアルですな。

スターリングインフェルノ。先端の★はパール塗装で綺麗な光沢があります。こんなところまで凝り凝りですな。

マントの合わせ目から覗く，細いおみ足がすごいいい感じです。

魔法使いver.での表情いくつか。いやもう，どっからみてもかわいすぎです(^^;

3人娘そろいぶみ。いや～，どれも出来がいいのでめっさ映えますね。
ただ，こうして並べると，やたら長門がでかく感じられます。
スケールは1/8となっていますが，実際は1/7に近い大きさなのではないでしょうか。

「朝比奈ミクルの冒険」の再現。この3人を揃えたのなら，これはやらなきゃね＾＾

欠点らしい欠点がみつかりません。いやもう，長門立体化の決定版といってもいいんじゃないでしょうか。

キャラを忠実に再現した造形，無表情なのに角度によって様々な印象を受ける顔立ち，乱れのほとんど無い丁寧な塗装，全く違うバリエーションが楽しめる差し替えパーツ。いや，見事と言うほかありません。

サンプル段階からさらに完成度を上げ，前評判の高さに負けないどころか上回る出来映えに仕上げてきたマックスファクトリー，あっぱれです。

晴れて6体目の個人的殿堂入り(お気に入り度★5つ)となりました。そういえば5体目の個人的殿堂入りは，このシリーズ第1弾のハルヒでしたので，2体連続の殿堂入りです。

マックスファクトリーからは，9月にこのシリーズ第4弾として，朝倉涼子が発売予定です。こちらも否が応でも期待が高まりますね。